キネシオロジーテープと固定目的のホワイトテープは別物という話をしていたが、最近ではキネシオとホワイトテープをあえて併用し、新しい技術を駆使する術者も出てきている。今回は、そんな専門的技術がよく使用される、足首の捻挫に対してのキネシオとホワイトテープの併用技術を紹介していきましょう。

治癒促進のキネシオロジーテープと固定目的のホワイトテープは別物で、使用用途は異なるという話を以前しました。しかし、アスリートの中にはキネシオとホワイトテープが一緒に使用されている場面をみたり、実際に貼られたりしたこともあるのでは?

実は、キネシオとホワイトテープの併用は新しい技術であり、術者によって施される専門的なテーピングなのです。今回は、そんな専門的技術がよく使用される、足首の捻挫に対してのキネシオとホワイトテープの併用技術を紹介していきましょう。

足首の捻挫から回復を早めるために

足首捻挫は、運動選手などで最も一般的な怪我であると考えられています。捻挫をした際、復帰して動き始めるまでは、足首を固定して、痛みや腫れが治まるのを待つ必要があります。そして度合いにもよりますが、この休養期間が長くなってしまえばしまう程、リハビリに時間がかかってしまいます。

また、捻挫は癖になりやすいので、しっかり時間をかけて治す必要があり、他の怪我と比べて余計に時間がかかります。ホワイトテープとキネシオロジーテープの併用は、そんな運動に復帰出来るまでの時間短縮に非常に役立つのです。

キネシオとホワイトテープ併用の実践(足首編)

具体的に、足首に行う従来の固定テーピングを施す前に、キネシオテープの「リンパコレクション」の技術を用います。(※リンパコレクションとは、患部に近い部分に滞留している細胞間の液体を、リンパ管に向かわせて患部の浮腫・腫れを取り除くのを助ける技術。)

下方下肢の前方・後方・内側・外側面へのリンパコレクションテーピング

1. キネシオロジーテープの準備

キネシオテープをタコ足のように細かく切り分けますキネシオロジーテープをタコ足のように細かく切り分けます。

※これがリンパコレクションで使用される基本的なテーピングの形です。

 

 

 

2. アキレス腱辺りを貼る

アキレス腱辺りからスタートし、外側から巻くように貼っていキネシオテープをアキレス腱辺りからスタートし、外側から巻くように貼っていIMG_3043くく。

※くるぶしの下辺りに靭帯があるので、その周辺を囲うよう貼り、そのままつま先や内側へ流れるようにする。

 

 

3. 内側から貼る

IMG_3046内側からスタートし(特に場所指定はなし。外側と同じようにアキレス腱からスタートでもいいし、くるぶしの上部辺りからでも良い)、同じく外側のくるぶし周辺を囲むように貼っていく。

 

 

 

IMG_3045正面から見るとこんな感じです。

 

 

 

4. 外側のくるぶしあたり

IMG_3053外側くるぶしの真下あたりからスタートし、真上に貼っていく。

一本は前脛骨筋に沿って貼っていき、背屈を妨げる。もう一本は長腓骨筋に沿って貼っていき、足首の外転を妨げる。

 

 

IMG_3051

 

5. ホワイトテーピングを貼る

上記までで完了しているキネシオロジーテピングの上に、従来の足首 基本的固定テーピングを施していく。

固定することに加え治癒促進がはかれる

この手法は、固定と腫れや炎症の治癒促進を同時に行うといった物です。従来であれば、固定と治療は別々で行わなければなりませんでしたが、キネシオテープと併用することで効率的に治癒を早めることができます。

上記は基本的な一例であり、応用力と知識があれば他にも様々な施し方が可能です。

固定する部位とあえて可動しやすい部位を分けるテーピング応用方法等もありますので、その辺りは後程ご紹介していきます!

Pocket
LINEで送る