ジャンプ力やスピードはあらゆるスポーツに必要となる基礎的な運動能力といえるでしょう。相手より勝るために、この能力を手に入れたいアスリートは多いはず。より早く、より遠くへ、より高くへ。今回はアスリートなら誰でも手に入れたい能力を獲得する上で大切な考え方を解説します。

走るスピードやジャンプ力というのは多くのスポーツ競技に共通する重要な運動能力。より速く、より強く、より高く。それだけで他の人と差をつける事が出来る大きなアドバンテージとなります。それらの能力をアップさせるには体軸をしっかりと作る事が重要です。

運動能力アップの鍵、”体軸”とは?

しかし、実際に“体軸”ってなんでしょう?

人によって体軸は様々な解釈があると思いますが、私の考える体軸とは

  1. 骨格のアラインメントが良い状態
  2. 力学的に効率良く力が体から地面へ伝わる体勢、状態
  3. 体を突き抜ける目に見えない重心線と限りなく近いライン

この3つを合成したものが体軸だと私は自分で定義しています。

地球上で生きている以上、物理の法則から逃れられない私たちは、重力や重心をいかに味方につけるかで運動能力が変わってきます。効率よく地面に力を加えない限り、地面からの反発は得られません。骨格が歪んでいては力のベクトルが様々な方向へ分散されてしまい、地面へ力は伝わりませんし、重心をコントロールしていないと地面へ力を伝えるどころではありません。

体軸を強化するには、足裏が大切

そして体軸を身につけるには、実は足裏が大きな役割を担っていると言う事に皆さん気づいているでしょうか?立ち競技において、足の裏というのは身体と地面と唯一の接点であり、自分の身体と筋肉が作り出した“力”を唯一地球へと伝えてくれるツールです。

また、足というのは体の土台ですから、土台が少し傾いただけでも上に行けば行くほどズレが大きくなります。そのズレが骨格のアラインメントを崩してしまい、その結果、力の伝達が鈍くなります。

正しく足裏を地面に接地していないということは、レースカーのタイヤを歪んでつけているようなものです。タイヤが歪んでいては車体は無駄に揺れてうまく地面に力は伝わりません。

足の裏には体重を乗せるべき位置がある

足はとても面白いもので、構造上、力のかかり方しだいで衝撃吸収の役割をするために緩んだり、また力を地面へ伝えるために締まって硬くなったりします。スピードやジャンプをする瞬間というのは地面へ力を伝えないといけないわけですから、足が締まって硬くなり、地面へしっかりと力を伝えて反力を得る必要があります。

しかし、正しい位置に荷重しないと足は緩んだままになってしまい、力が逃げてしまいます。それではどんなに筋肉で力を発揮したとしても効率がよくありません。足元が緩むことでバランスも取りづらくなります。

そういった観点から、体軸を作り上げるには足の裏も非常に重要なのです。

足裏を正しく使うことで体軸強化、そして運動能力アップ

上記の事から、足裏を正しく使う事が出来れば体軸力は自然とアップしてきます。土台である足裏を正しく使う事で、安定した土台を形成し、正しい姿勢、骨格のアラインメントをつくり上げる事が出来ます。正しい姿勢と骨格を手にした体は力の通り道をうまく作ってあげることが出来るようになり、体が生み出した運動エネルギーを地面へとしっかりと伝えることができます。

結果、スピードやジャンプ力等の運動能力がアップするのです。

ちょっとわかりにくいな、って思った方。レースカーのタイヤを、凹凸のあるアンバランスなタイヤから滑らかな上質のタイヤへと履き替えたと想像してみてください。

きっと変化が想像出来ると思います。是非、これからは足裏と体軸に着目したうえでスポーツや運動を考えてみてください。


 

Bryant jumpshot” by Tim Shelby from Arlington, VA, US – IMG_8067Uploaded by Dudek1337. Licensed under CC BY 2.0 via Wikimedia Commons.

Pocket
LINEで送る