みなさんご存じの「成長痛」。しかし、こういった病名は実際存在しません。「成長期の人に多い痛みや怪我」を「成長痛」と言っている方々がほとんどでしょう。こういった痛みを安易に成長痛と判断して放置していると、重大な怪我を引き起こす可能性があるのです。ここでは成長過程で発症しやすいスポーツ障害をご紹介していきます。

成長期の痛みと成長痛は違う?

「成長痛」、みなさんも人生の中で一度は聞いたことがある言葉だと思います。しかし、実際には「成長痛」という病名は存在しません。「成長痛」は未だ医学的に明確な定義が確立されていないのです。

人によっては歩けないほどの痛みが発症するのですが、痛みを感じる部位が特に腫れているわけでも熱を持っているわけでもないので、見た目では何も分かりません。一定時間が過ぎると痛みが治まったり、日中になると痛みが消えたりします。

こういった、「異常が目で見られない原因不明の一過性の痛み」を伴う症状が総称して「成長痛」と呼ばれており、医師の間ではこの通称名が使用されているのです。世間一般では、単純に「成長期の人に多い痛みや怪我」というイメージがあると思われますが、実際に「成長痛」ではない怪我がほとんどなのです。

成長痛と勘違いされやすい怪我

ここでは、成長痛と勘違いされやすい、成長期に多い怪我をご紹介していきます。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎 = Medial Tibial Stress Syndrome)

足の脛の内側あたりに痛みを伴うスポーツ障害。押したり歩いたりすると痛みが出ます。温まってくると多少痛みが引くので、気にせず運動を続ける人もいますが、放置しておくと疲労骨折などを引き起こしてしまう可能性があります。柔軟性が低下して、さらに筋肉疲労等が加わると、骨を覆っている骨膜に負荷が加わり、炎症を起こして痛みが発生します。

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎 = Jumper’s Knee)

バスケットやバレーボール、長距離走等のジャンプを何度も繰り返す競技によく見られるスポーツ障害。ジャンプ等の動作の度に、太腿が膝のお皿の下あたりの靭帯を引っ張ります。これを繰り返すことで膝の靭帯に負荷がかかり、痛みや腫れを引き起こします。

オスグッド病 (脛骨粗面 = Osgood-Schlatter Disease

身体の成長が著しい小学校~高校にかけてよく起こる障害。太腿の骨の成長に筋肉や腱の成長が追いつかないため、膝下部分が筋肉や腱で引っ張られた状態を作り出します。その状態で行う激しい動作や膝の曲げ伸ばしが膝周辺に炎症を引き起こし、痛みや腫れ発症します。

 

他にも、股関節や骨盤が痛むペルテス病や、踵がアキレス腱に引っ張られることによって炎症が起きるシーバー病 (別名:骨端賞)、膝の軟骨に障害が出るラッセン病等、成長痛と間違われやすい障害がいくつかあります。放置していると、重大な怪我を引き起こす可能性がありますので、「成長痛だから放っておいても大丈夫。運動は続けよう。」なんて安易に認識せず、きちんとした医療機関に受診してもらうことが重要です。

今回はここまですが、実はこれらの障害もキネシオロジーテープで緩和・予防することが可能なのです。この貼り方を覚えれば、お子さんの「痛い」を無くすことができるかも!?

今後、各々の症例に対して具体的なキネシオロジーテープの貼り方をご紹介していきます。お楽しみに!

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