このコラムで何度も述べていますが、キネシオテープは固定する物ではなく、貼るだけで身体の疲労/負担軽減や腫れ/内出血等の早期回復を手助けする、自己治癒力を高めてくれる魔法のテープです。今回は今までと異なり、魔法のテープの専門的な部分に触れていきましょう。

コレクションテーピング

キネシオロジーテープを応用した技術はいくつかあり、それらの技術を総称して「コレクションテーピング (Correction Taping)」と呼ばれています。Correction=補正とか矯正といった意味ですね。

大きく分けると6つ。

  1. 機械的のコレクション – 伸縮性を利用して、皮膚に刺激を与える技術
  2. 筋・筋膜のコレクション – 筋や筋膜の調整、補助をする技術
  3. 狭間のコレクション- 隙間を生み出すし、血流等の流れをよくする技術
  4. 靭帯・腱のコレクション – 靭帯・腱の位置を調整・補助する技術
  5. 機能的のコレクション – 正しい動きに調整する技術
  6. リンパのコレクション – リンパ液の流れを良くする技術

各々の技法で使用目的や貼り方が異なります。術者は、これらを組み合わせて一人一人の状態にあったキネシオテーピングを施すことができます。

一人一人のオリジナルテーピング

これら各種のコレクションテーピング技術を使用する術者は、セミナーや教科書等に掲載されている実例や症例等の決まった形式だけでなく、患者の症状に合わせて適切な使用技術を見極める力と応用力が必要になります。

例えば、痛みの軽減は治療においての第一に重点を置くポイント。これには、狭間コレクションやリンパコレクションが適しています。これらの技術を用いて痛みを和らげたら、次に機械的コレクションや筋膜コレクションを採用して骨格の状態を元に戻し、最後に機能的コレクションを利用して運動機能を回復させる。

このように、それぞれの段階で目的に応じたテクニックを選択し、組織に働きかける事で、効果的なキネシオロジーテーピングを行うことができます。治療方針を自由に選択できる、非常に応用幅の広い技術です。身体は正常な状態を保つ為に、日々あらゆる部分を自分で治そうとしています。魔法のテープで手助けして、少しでも楽させてあげましょう!


Image Credit: “Grand Slam Moscow 2011, Set 1 – 083” by Aleksey Toritsyn – https://picasaweb.google.com/lh/photo/OKk6oVN0XeX-7rQPchIaxtMTjNZETYmyPJy0liipFm0. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons

 

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