あの超有名選手もメンタル強化にマインドフルネス瞑想を取り入れている。もともと仏教瞑想をルーツに米国で拡大してきた瞑想法は科学的な研究が進み、今では企業や教育、そしてスポーツにおいて取り入れられ始めている。日本のアスリートでまだマインドフルネス瞑想を知らない方のために、何回に分けてマインドフルネス瞑想を取り上げていきます。

巷で話題のマインドフルネスとは

マインドフルネス(Mindfulness)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?言葉の定義はかなり広いのですが、自分の考え・感情・に対して、より意識的になるよう構築されている瞑想方法なような物を指します。

禅・仏教をルーツとしながらも、宗教的な側面を排除した瞑想の技法・心のあり方・教えが海外で取り入れられ、それがMindfulnessという言葉になって普及してきました。マインドフルネスの基礎は身体・思考・感情・意識の4つで、これは仏教の基本的な教えと似ています。

ここ数年では、アメリカの有名起業家たちや大手企業が積極的に取り入れており、アメリカの雑誌「TIME」にもMindfulness関連の記事The Mindful Revolutionが掲載されました。マインドフルネスストレス低減法という心理学的治療でも使われており、うつ病などの精神的な症状に対する医学的治療効果はもちろん、血圧低下・慢性痛の緩和・脳の構造変化等、健常者にも有益な効果があるということが分かり始めています。

アスリートの様々なメンタル調整法

以前の記事で、メンタルスキルという言葉をご紹介しました。自分の実力を最大限に発揮するために心や思考をコントロールする技術です。

メンタルは生まれつきではなく鍛えることが出来ます。試合中に心を落ち着かせる・集中するというのもメンタルスキルの一つで、最近話題のラグビー日本代表五郎丸選手がキックの前に行っているあのポーズも心をコントロールする技術の一つですね。彼はあの動きのルーティン(=Routine)を作り上げることで、全選手のキック平均成功率が70%程度なのに対し、成功率81%という数字を作りました。イチロー選手が打席に立つときに行うルーティンも有名ですね。

以上のように、トップアスリートでも心をコントロールする為に、様々な手法を使用しております。その方法の一つとして、近年ではマインドフルネス瞑想が注目されてきているのです。

マインドフルネスを取り入れるアスリート

メンタルはスキルでありトレーニングで身に付けることが可能です。この技術を身に付けるとことで、自分本来の力、もしくはそれ以上の実力を本番で発揮出来るようになり、今よりもさらに上のレベルで活躍することが可能です。

そして、上のレベルに上がれば上がる程、メンタルはパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。更なる高みへ上る為の新たな武器をみなさんも手に入れてみては如何でしょうか?

次回はこのマインドフルネスをアスリートが取り入れる理由、そしてスポーツにいかに有効であるかをご紹介していきます。

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水川 敏宏
アメリカのカルフォルニア州立大学ノースリッジ校卒業。 専門はストレングス・コンディショニング。サッカーをはじめ、多種目のスポーツ選手の怪我予防・リハビリ・トレーニング指導を行っている。トップアスリートだけでなく、老若男女、人種問わず、全ての人々を対象に幅広く活動。トレーナーの知識や技術はプロだけでなく、全ての人が受けることのできる恩恵である。怪我をしたがどうすればいいのか分からない。何のトレーニングをどう行えばいいのか分からない。どの情報を信じていいのか分からない。そんな“分からない”を失くす為、Change the Value of Sportsを信念に、株式会社CORE ‘N CODEでスポーツの浸透と普及を目標に日々精進中。STROOPS FUNCTIONAL PERFORMANCE TRAINER.